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診察記録_5月22日_雨

患者は何かを言おうとしているようだったが、衰弱していて、もうほとんど声を出すことすらできない状態だった。

再び内臓の機能が低下し、脳への酸素供給が不十分になり、日中はほとんど目覚めない状態になってしまった。


私にはもう手に負えない。できるのは、ただ、死期を延ばし、苦しんでいる彼女をここに無理矢理残すことだけ。

なぜ彼女はまだ笑える?


気分転換にこの前作った半製品を病室に持っていったら、彼女はあれを見て、おもちゃをもらった子供のような笑顔を見せた。


まあそれはおもちゃではないが……

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